こんにちば。NiTVのリョウイチです。
先日、平成20年度の旧司法試験2次試験の結果が発表されたことをご存知でしょうか?
気になる千葉大学からはなんと2名が合格!
理事の岩出弁護士(民事法分野・客員教授)のお話では「大変な快挙」ということだそうですよ。
「いやいや、2人しか受かってないのに快挙?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
今年度の合格率は、なんと0.79%!!100人に1人も合格できないという狭き門なのです!
そして合格者の平均年齢は29.75歳。4年制大学をストレートで卒業しても、さらに7年以上勉強を続けるという計算になります。
合格されたお二人がお幾つかはわかりませんが、きっと血のにじむような努力があったのでしょう。
法曹(裁判官、検察官、弁護士など)への大きな一歩を踏み出したお二人に盛大なエールを送りたいところです!
さて、この「旧司法試験」ですが、こんな名前がついているからには「新司法試験」もあるはず。
その通り、実際に「新司法試験」は平成18年度から実施されています。
ちなみに今年の千葉大学法科大学院出身者の合格率は49.28%(全国平均:32.98%)で、
全国74法科大学院中第7位という素晴らしい成績を納めているのです!
すみません。話が逸れてしまいました。
ではなぜ「旧司法試験」もいまだに実施されているのか?
これに関してはニュースなどでご存知の方も多いかもしれませんが、説明いたします。
法改正により、平成18年度に新設された新司法試験へと移行する間、従来の旧司法試験も同時に行われているのです。
これは、「新司法試験を受験するには、法科大学院課程(ロー・スクール)を修了することが必須条件である」ので、
法科大学院に現在在籍していない方を考慮しているためのようです。
旧司法試験は平成23年度の廃止に向かって合格者数が年々減らされている途中。これは0.79%という合格率を見れば明らかです(4年前は3.42%)。
一方、新司法試験は比較的合格率は高いですが、法科大学院卒業後5年間で3回までという受験制限が付きます。
どちらの試験でも、合格後は1年半ほどの研修を受け、再び行われる試験に合格すれば晴れて法曹となる資格を得る、
というコースをたどります(細かくは異なりますが)。
非常に狭き門の上、あと数年で廃止されてしまう旧司法試験。
合格率は比較的高いものの、法科大学院卒業が必須な上、厳しい時間制限が付く新司法試験。
どちらも非常に険しい道ですが、この難関を突破した方々が、法治国家日本を守っているのですね。
今回の記事の執筆では、「プロフェッショナルになる」という覚悟の片鱗に触れた気がしました。
■法務省
平成20年度旧司法試験第二次試験大学別合格者数一覧表
http://www.moj.go.jp/PRESS/081113-1/20univ.html
■Wikipedia
新司法試験
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%8F%B8%E6%B3%95%E8%A9%A6%E9%A8%93
■Wikipedia
旧司法試験
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E5%8F%B8%E6%B3%95%E8%A9%A6%E9%A8%93
2008年11月18日
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